tachinonskyの日記

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ロシアンフォーク備忘録 「Скажи, председатель」  

「Скажи, председатель」  

      日本のフォークにも「社会派」というか、社会問題(自分たちが係わる問題)を歌ったものがありますね。 ご本家アメリカのフォークにも当然ありますよね。
 フォルクローレ(ヌエバカンシオン)にもそういう歌が沢山あるとおもうのです。
 私はそのどれもが、分母が小さいのであまり知らないんだけれど。・・(笑)
 で、ロシアンフオークの中にそういう曲を見つけた。

「Скажи, председатель」英語の字幕が付くので自動翻訳で日本語にも翻訳したものも表示できる。
英語に訳すと「 Тell us, the Chairman 」
「議長教えて」ということになるのかな・・・この場合の「議長」はどこのだれを指すのかは、私には良く判らないけれど・・

 まあ歌詞の大意はある程度つかめる。

「Скажи, председатель | Тell us, the Chairman [English subtitles]」

www.youtube.com

これは、Key=Emかな

歌っているのか、Юрий и Константин Краснопёровы ・・作詞作曲がЮрий Краснопёровы
Константин Краснопёровыは彼の息子らしい

彼がアコーディオン弾き歌いソロのもあった。

www.youtube.com

バラライカが入っているバージョン

www.youtube.com


こちらは本人のギター弾き語り+アコーディオン

www.youtube.com


 これ本人なのに、キーが違うんですよね。何故かなぁ・・

曲の解説がこちらのサイトにあった。
⇒ 

http://ruspesn.ru/artists/krasnopyorov-yurij-aleksandrovich.html

・・・自動翻訳でお読みください。

このなかで、こんなことが書いてありました。

「静かな声、シンプルな言葉、3つのコードに簡単に収まるメロディー、ギターやボタンのアコーディオンの伴奏...村の吟遊詩人の歌の何がそんなに特別なのだろうか?しかし、Yuri Krasnoperovがどのようなコンペティション、フェスティバル、コンサートに参加しても、彼の作品は常に賞で祝われます。そして最も重要なことは、彼らは、誠実さ、優しさ、誠実さで、心を反応させ、感動させる、一見目立たない曲を覚えています。魂。」
機械翻訳なので、ぎこちない日本語だけれど、この詞の内容はまさに「フォークの王道」なのかも。


で、楽譜は こちらに どうやらバヤン(アコーディオン)符ですね。
⇒ 

http://ruspesn.ru/song/364.html?fbclid=IwAR0ZiBdDopWlZ_l-88jaFE335hVBUp1Sf6NWa8q1Twrr9ELyhBgBY5DLpvg#notes

歌詞をグーグルさんに訳してもらうとこんな感じ
*******************************

集団農場フィールド、集団農場納屋

そして、ボタンアコーディオンは集団農場クラブで演奏されます

議長、私たちを必要としているのは誰ですか?

私たちは戦争中のように生きています


集団農場は生い茂っています

集団農場の納屋で発芽した穀物

そしてクラブでは1人のアコーデオン奏者が退屈しています

この人生で議長が必要なのは誰ですか?

 

ロシアの白樺の土地と泉

すぐに老人だけが村に残るでしょう

 

なぜ国の村を荒廃させたのか
これは戦争中は知られていませんでした

人々の議長を集めましょう

そして、はつらつとした歌で仕事に行きましょう

 

小麦を蒔き、納屋を埋める

退屈しないようにアコーデオン奏者のところに来ましょう

議長を神のように生きさせよう

母または息子としてロシアを愛する方法

 

ロシアの白樺の土地と泉

すぐに老人だけが村に残るでしょう

ロシアの白樺の土地と泉

すぐに老人だけが村に残るでしょう

*******************************

これをただ直訳で日本語詞にしても、「ソビエト時代を懐かしむ歌だろう」なんて言われ、共感は得られないかもしれない。
 しかし、「過疎の問題」は世界的な問題でもある訳で、この歌詞はそのことを歌っている・・と私は思う
・・・

「列車の来ない駅、鉄道線路の廃線
雪でつぶれた空き家、
子供がいなくなった小学校」
・・・・そんな同様にさびれていく「日本の田舎の現状」をこの曲に乗せればいいのかなぁ・・・

そして、最後のところで、
「運動会をしよう、学校の音楽室から楽器を引っ張り出して鼓笛隊を
お祭りをしよう・・・」みたいな。

なんてすればよいかなぁ・・と思うけれど、私に詩心も才能もないので・・・。
 あるいは、一寸時代が古すぎるけれど、寂れてしまつた炭鉱町・鉱山町とかのシュチュエーションで


ちなみに、ペルミ地方 というのは、この辺らしい・・・
モスクワから東に 1,150 km 隕石で有名になったチェリビンスクから北西に420km位

wikiによれば、ペルミウラル山脈西側のふもと、カマ川の両岸に広がる。ペルミ地方の州都。人口は105万人
仙台位の都会がある「地方」みたいですね。


最後に・・・・ 作者のユーリさんは最近亡くなったんだけれど、この動画彼の過去の動画と一緒に「Играй, гармонь! 」のバンド「Частушка」が歌います。
「Играй, гармонь! | Константин Краснопёров и ансамбль «Частушка» | Песни Юрия Краснопёрова」⇒ 

www.youtube.com


※曲は1'15"から始まります。

 

※ 2023.11.22追記 ちなみに「частушка」とは「ロシア民謡の形式のひとつ」だそうです。全然関係ないところに「カタカナ」で書いてあったのでいろいろ調べた、ここにかいてありました、Wikiロシア語版(自動翻訳で読めます。)
⇒ 

ru.wikipedia.org